ブダペストでハンガリー料理!「ヴェレシュ・ポシュタコチ・レストラン」(Vörös Postakocsi Restaurant)​

ペシュト側のカールヴィン広場からまっすぐ伸びるラーダイ通りは、ブダペスト屈指のグルメストリート。約800メートルの両サイドにさまざまな料理ジャンルのレストランが並んでおり、その数なんと40軒以上とのことです。
その中で、ハンガリー人の友人もオススメのハンガリー料理店が、「ヴェレシュ・ポシュタコチ・レストラン」(Vörös Postakocsi Restaurant)​。なんでもハンガリーの「食べられる国宝」と称されているマンガリッツァ豚のメニューを数多く揃えているとのことなのです。というわけで、友人と2人でランチタイムに足を運んでみました。
(訪問日:2018年5月25日)

店内の雰囲気

実はこの日は朝からひどい土砂降りで外観の写真を撮れなかったのですが、お店があるのは1876年に建築されたという歴史ある建物の地上階。

店名はハンガリー語で「赤い郵便馬車」という意味で、小説のタイトルにちなんでいるそうです。広々とした店内は上品なビーダーマイヤー様式のインテリアで、椅子やペーパーナフキンの赤色がアクセントになっています。

注文したメニュー

前菜代わりに注文したのが、こちらのナスの重ね焼き(Rakott padlizsán, ahogy mi csináljuk 2,190フォリント)。

大ぶりのナスの輪切りの上に3種のチーズとフレッシュトマトを重ね、スパイスとともに溶岩プレートで焼き、ピリリと辛めのトマトソースとバジルソースを添えた料理で、プレートごと熱々のままやってきました。ナスの旨味を感じながら、チーズとトマトとの絶妙な三重奏をじっくりと堪能。


メインは2種類を注文しました。まずはこちらの、ハンガリー風マンガリッツァ豚のリブ肉のレチョー添え(Magyaros pácolt – sült Mangalica oldalas lecsóval 2,690フォリント)。

クミンとガーリックで味付けたマンガリッツァ豚のリブ肉のグリルに、レチョー(lecsó)というハンガリーのラタトゥイユのような野菜煮込みを添えています。トマト、パプリカ、タマネギがゴロゴロと入ったレチョーの甘味と酸味が、お肉の旨味とマイルドに融合。一緒に口にしたり、別々に口にしたりして味わいました。


もう1つは、マンガリッツァ豚のブラッショーイ・アプローペチェニェ(Mangalica Brassói aprópecsenye 2,890フォリント)。

「ブラショフ風ロースト」といった意味で、ブラショフとはかつてのハンガリー領で現ルーマニアのトランシルヴァニア地方にある街の名前。ブラショフにもあるのどうかはわからないのですが、豚肉の角切りをベーコンの脂とタマネギ、ガーリックなどで炒めたものを、フライドポテトとミックスした料理です。ほんのりスパイシーな味付けになっていて、ビールも進むジャンキーな美味しさ。
ちなみに上に乗っているのは青唐辛子で、お好みで辛さを調整できます。が、さすがにそのまま口にすると激辛でした。

ともあれ、マンガリッツァ豚の贅沢な味わいをすっかり満喫。

店舗情報・アクセス

住所:1092 Budapest, Ráday utca 15, Hungary
電話番号:+36-1-217-6746
公式ホームページ:http://www.vorospk.com
アクセス:
・地下鉄3号線、4号線 カールヴィン広場(Kálvin tér)駅より、徒歩4分
・トラム47番、49番 カールヴィン広場 M(Kálvin tér M)停留所より、徒歩4分
・バス9番、15番、100E番、115番、トロリーバス83番 カールヴィン広場 M(Kálvin tér M)停留所より、徒歩4分

このお店も平日は日替わりのランチメニューがあって、スープとメインと焼き菓子とソフトドリンクが付いて、なんと1,150フォリント。そちらもとっても気になります。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。