ブダペストで中国料理!「ワン・メシュテル・キーナイ・コニハーヤ」(Wang Mester Kínai Konyhája)

世界各国の料理が集まるブダペストには、中国料理のお店もファストフード店から本格的なレストランまで数多く点在しています。これはインド料理やタイ料理にも言えることなのですが、味に刺激がある中国料理って、時々無性に食べたくなってしまうんですよね。これまで何店か訪れてみたのですが、その中でも一番お気に入りなのが「ワン・メシュテル・キーナイ・コニハーヤ」(Wang Mester Kínai Konyhája)。ブダペストにいながら、本格的な中国料理に出逢うことができます。
(訪問日:2018年5月27日)

店内の雰囲気

お店はブダペストの中心地からちょっと離れた、ズグロー駅(Zugló)の近く。大通りから1本入った静かな小路に佇んでいます。

エントランスの扉があまりに重厚な雰囲気で、最初訪れた時はうっかり見落としてしまいました。


店内は、中国の古い書物がイメージされた壁紙が印象的な洗練された空間。

この写真の後ろ側にはカウンター、左奥に個室のようなスペースと厨房がありました。

注文したメニュー

遅めのランチで友人と2人で訪問し、いくつか注文してシェアすることにしました。まずは、鶏肉の黒麺添え(Csirke fekete tésztával 2,090フォリント)を前菜に。

鶏肉の千切りと黒い色の冷麺が和えられた冷製仕立てとなっていて、さっぱりピリ辛のタレでいただきます。タレは花椒と唐辛子がたっぷり効いていて、あまりの辛さに悶えながらも途中からそれが心地良い美味しさに感じられるようになり、ついつい止まらなくなってしまいました。が、ここはまだ前菜。


続きまして、野菜のミックス炒め(Wokban készült zöldségmix 2,790フォリント )。

シャキシャキの青菜とキクラゲの炒めもので、こちらもほんのりとスパイシーな味付けになっていました。ところが噛むごとに青菜の甘みが口の中に広がって、その食感も含めて無限に食べられちゃいそうな美味しさでした。


そして、今回一番楽しみにしていたのが、こちらの担々麺(Szecsuáni tészta 1,890フォリント )。

元々の担々麺ってその名の通り、「担いで」運んだから名付けれたとのこと。その際にスープも用意すると重すぎるので、このように汁なしの状態の麺となったって、どこかで聞いたような。ピリ辛のツユとトッピングと、混ぜそばのようにして少しずついただきました。こちらも花椒と唐辛子がしっかり効いていて、途中顔中から汗が出たくらいかなり本格的な味わい。トッピングのナッツも、味と食感にちょうど良いアクセントになっていました。


最後にハムとエビの醤油チャーハン(Szójás pirított rizs sonkával és rákkal 1,690フォリント )

まず、ご飯のパラッパラ具合に感激。家庭でここまでパラッパラにするのは、なかなか難しいかもしれません。お米ひと粒ひと粒に軽やかな醤油味が付いていて、それが具材のハム、エビ、コーンなどと口の中で調和。じっくり堪能しました。

2人でシェアしたとはいえ、私はちゃっかり生ビールも飲んでしまったので、すっかり満腹に。

店舗情報・アクセス

住所:1143 Budapest, Gizella út 46/A, Hungary
電話番号:+36-1-251-2959
公式ホームページ:http://www.kinaikonyha.hu/en/
アクセス:
・トロリーバス72番線 ズグロー鉄道駅(へルミナ通り)(Zugló vasútállomás (Hermina út))停留所より、徒歩1分
・バス5番、7番、7E番、8E番、108E番、110番、112番、113番 ズグロー鉄道駅(Zugló vasútállomás)停留所より、徒歩3分
・トラム1番線 ズグロー鉄道駅(Zugló vasútállomás)停留所より、徒歩3分
・鉄道駅 ズグロー(Zugló)駅より、徒歩7分

あとで公式ホームページを見て気付いたのですが、私の後ろのカウンターで華麗な包丁さばきで野菜を切っていたシェフが、料理長のワン氏のようでした。彼がプロデュースしたオクトゴン(Oktogon)の近くの「ビアン・ビストロー」(Biang Bisztró)も、オープン早々大人気とのことです。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。