ブダペストで地元の人々に人気のパティスリー「ダウブネル・ツクラースダ」(Daubner Cukrászda)

ブダペストでの生活を始めてまだ1年目の頃からハンガリー人の友人たちにオススメされていたのが、コロジ広場(Kolosy tér)の近くにあるパティスリー「ダウブネル・ツクラースダ」(Daubner Cukrászda)。以来何度も訪れているのですが、地元の人々に大人気とだけあっていつも大混雑。あまりに大混雑なので、買うのを諦める日もあるくらいなんです。
(訪問日:2018年11月4日)

店内の雰囲気

以前ご紹介したグルジア料理レストラン「アラグヴィ・グルーズ・エーッテレム(Aragvi Grúz Étterem)より徒歩わずか30秒。角っこにある一見お店とはわかりにくい大きな一軒家の中に入ると、

まずは季節の商品が並べられたショーケースがお出迎え。この日はマカロンが中心でしたが、夏季はアイスクリーム、冬季はチョコレート菓子(それもヴァリエーション豊か)が並びます。


その奥にショーケースがずらりと並んでいて、複数あるレジカウンターはどの列も朝から大混雑。いつもとりあえず目に入った並びやすそうな列に並ぶという感じです。

ショーケースにはケーキだけでなくハンガリー名物の「ポガーチャ」(Pogácsa)など焼き菓子も並んでいて、ケーキは1切れごと、焼き菓子は重量(g)ごとで購入できます。


お客さんのほとんどがテイクアウト目的で利用している様子ですが、ちゃんとイートイン席も。ただカフェというよりも普通に「イートインコーナー」といった感じなので、ゆっくり寛げる雰囲気というわけではないです。

なお、カウンター内のスタッフに「こちらは持ち帰りで、こちらは店内で」と要望を伝えれば、フレキシブルに対応してくれます。大行列で忙しいはずなのに、きちんとサービスしてくれるのが嬉しいです。

注文したメニュー

実は今まで混雑を避けるために午前9時代にお店に到着するようにしていたのですが、メニューによると午前10時から提供開始のものもある様子。なのでこの日は友人ときっかり午前10時に待ち合わせして行列に並んで、ケーキとともにコーヒーも注文してイートイン席へ。




前からずっと気になっていたクレーメシュ(krémes)、もとい自家製ストレート・スライス(Házi sima szelet 380フォリント)と、ラズベリーとヴァニラの角切りスライス(Málnás vaníliás kocka 360フォリント)、

そして、ブルーベリーとツグミのケーキスライス(Áfonyás rigó tortaszelet 490フォリント)を注文。

たまたま注文したのがいずれも10時以降、もしくは木曜日〜日曜日での限定販売というなかなかレアなケーキでした。いずれも雑味のない素材本来の味わいを愉しめる丁寧な仕上がりで、その繊細な舌触りとともにじっくり堪能できました。大人気の秘密にも納得です。

店舗情報・アクセス

住所:1025 Budapest, Szépvölgyi út 50, Hungary
電話番号:+36-1-335-2253
公式ホームページ:http://daubnercukraszda.hu
アクセス:
・バス29番、65番、65A番、111番、165番 ユレミ通り(Ürömi utca)停留所より、徒歩1-3分
・トラム17番、19番、41番 コロジ広場(Kolosy tér)停留所より、徒歩6分

翌日の朝ごはん用に購入したはずのポガーチャ(Pogácsa)も、ついついこの場でつまみ食いしちゃいました。私自身、ポガーチャのレシピに関しては日々試行錯誤中なのですが、理想なのはこのお店の完成度です。

午前中でもかなりの混雑ですが、午後になるとさらにその数倍になるほどの大混雑。やはり午前10時より少し前に訪れるのがオススメですね。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。