ブダペストでハンガリー料理と伝統文化を体験!「ウルバン・ベチャール」(Urban Betyár)

みなさまご無沙汰しております、本宮じゅんです。すっかり久しぶりの更新となってしまいましたが、相変わらず食べ歩いております。そして飲み歩いております(笑)
3月は何かと慌ただしく過ごしていたのですが、友人とのちょっとした打ち上げランチでブダペスト5区の「ウルバン・ベチャール」(Urban Betyár)を初めて訪れてきました。
(訪問日:2019年3月27日)

店内の雰囲気

ブダペストの主要観光スポットのひとつ聖イシュトヴァーン大聖堂。その近くにはちょうど去年の今頃ご紹介した「トラットリア・ポモドーロ」(Trattoria Pomo D’oro)など、ブダペストの中でもハイクラスなレストランが集中しています。
「ウルバン・ベチャール」(Urban Betyár)も、一見するとまるで高級ブランドショップかのような洗練された佇まい。

実際私も、前に近くを通りがかった時はレストランではなくブティックだと思い込んでいました。とても落ち着いた風格を感じます。


広々とした店内には、上質なインテリアが特別感を演出。思わず気が引き締まります。

スタッフに案内されて、壁側のテーブル席へ。座った瞬間、テーブルの下にまるで宝箱をひっくり返したようなディスプレイを発見しました。

そうそう、お店の名前は「都会の義賊」という意味。正義感溢れる義賊が、どこかから盗んできたお宝をイメージしているのかもしれません。


窓の外を眺めながら、まずはエゲルの人気ワイナリー「セント・アンドレア」(St.Andrea)の白ワインで乾杯です。

注文したメニュー

前菜には、ハンガリー名物のプレート(Magyaros ízelítő 3,590フォリント)を友人と2人でシェアしました。

サラミに赤色のチーズに生ハムに、フォアグラのパテにテペルテー(tepertő)という脂身を揚げたものなど、ハンガリー名物が美しく盛り付けられていました。赤・白・緑とハンガリー国旗のカラーが目を楽しませてくれます。

袋に入ったアツアツのパンも提供されたので、パンの上でいろいろ組み合わせたりして味わいました。このパンの生地がしっかりふわふわな食感で、まだメインが来ていないというのにどんどん進んでしまいました。


メインには、私はロゼの鴨むね肉とフォアグラ、新鮮なイチジクのガーデンサラダ、野菜のクリスプ添え(Rosé kacsamell májával, friss fügés kerti saláta, zöldségropogós 4,590フォリント)を注文。




鴨むね肉はとってもジューシーで柔らかい肉質がもう絶品でした。その上には香ばしくグリルされたフォアグラが乗っています。

口の中に広がる濃厚な旨みをじっくりと堪能。お肉だけでなく、生野菜もたっぷりと添えられているのも嬉しいポイントです。甘酸っぱいイチジクと、サクサクした食感の野菜のクリスプが、なかなか新鮮なアクセントとなっていました。


同行した友人は、ベチャール風マンガリツァ豚のペルケルト(Betyár mangalicapörkölt 4,690フォリント)を注文。

ひと口分けてもらったところ、じっくりと柔らかく煮込まれていて、豚肉とは思えないほど重厚な味わいでした。追加で注文した赤ワインとともに美味しくいただきました。

店舗情報・アクセス

住所:1051 Budapest, Október 6. utca 16-18, Hungary
電話番号:+36-1-796-3285
公式ホームページ:https://www.urbanbetyar.com/en/
アクセス:
・バス15番、115番 ヘルツェグプリーマーシュ通り(Hercegprímás utca)停留所より、徒歩2分
・地下鉄3号線、バス9番、トロリーバス72番、73番 アラニ・ヤーノシュ通り(Arany János utca)駅/停留所より、徒歩5分
・各線デアーク・フェレンツ広場(Deák Ferenc tér)駅/停留所より、徒歩6-8分

ところで、化粧室に向かおうとして階段を降りると、

地下階に博物館のような空間が広がっていました。

こちらは、エスノグラフィック・ビジター・センター(Ethnographic Visitor Center)になっていて、ハンガリーの伝統的な農民文化を中心関する展示があるとのことです。

チケットにはワインテイスティングも付いているとのこと。なんだかとっても魅力的です。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。