ブダペストの空の玄関リスト・フェレンツ国際空港よりバスや車で市内へと向かう途中、空港に隣接して数多くの飛行機の機体が並ぶ広大な敷地が目に入ります。私も初めて見た時は空港ターミナルの一部かと思っていたのですが、実はこちらは飛行機の博物館「エアロパーク・ブダペスト」(Aeropark Budapest)。2012年に惜しくも運行停止となったマレーヴ・ハンガリー航空(Malév : Magyar Légiközlekedési Vállalat)の機体などがそのまま展示されている、飛行機好きには堪らないこと間違いなしのスポットです。
(訪問日:2018年4月2日)
行き方
市内交通を利用する場合、ブダペスト市内中心部からは一旦バスでリスト・フェレンツ国際空港まで行き、そこから徒歩または200E番のバスで1駅のレピュレームーゼウム(Repülőmúzeum)停留所で下車すると便利です。ここからは、空港からの行き方をご紹介します。
まずはターミナル2Bの端、スーパーマーケット”SPAR”の近くの出口付近へ。
階段の向こうに見える水色と黄色の標識へと進むと、“Repülőmúzeum / Aviation Museum”の表示を確認できます。
順路に従ってテクテク歩くと、すぐに敷地の外観が見えてきます。たくさんの機体が並ぶ様子を前に、気分もさらにワクワクしてくるはず。
敷地の周りいよいよ入口に到着です。このチケットオフィスの中でチケットを購入し、いよいよ見学スタート。
見どころ
敷地内ではかつて活躍した11機の飛行機と1機のヘリコプター、そして関連車両などがずらりとお出迎え。
いくつかの機体は、実際に内部に入ることもできます。まずはこちらの「イリューシン18V」(Il-18V)から。
こちらではかつての乗務員のユニフォームなどが展示されていました。
また、プロペラの内部構造も公開。
複雑すぎて私にはよくわかりなかったのが残念です。
また、こちらの「ツポレフ154B-2」(Tu-154B-2)の機体の中に入ると・・・
客室が現役時代のまま残っていました。
内部に入れる機体に共通して、そのコックピット内にも入れます。
気分はまるでパイロット、ですね。
こちらの小型機「アントーノフ2」(An-2)も、中に入れる様子です。
中に入ると、こんなにコンパクトな内観。
そして、ちゃんとコックピットも公開されていました。
操縦席をよく見ると、ロシア語とおぼしきキリル文字を発見。
いずれもソビエト連邦時代に生産されたものとのことで、だいぶ年季が入っていましたが、まだまだ現役で飛び立てそうな雰囲気でした。
なおハンガリー語のみですが、展示機体の詳細については公式ホームページもぜひご覧くださいね。
営業時間・入場料
営業時間:月〜日 9:00〜18:00 不定休
入場料:
・大人 1,900フォリント
・3歳以下の子ども・学生・年金受給者・体の不自由な人 900フォリント
・家族(大人2人+子ども2人) 3,900フォリント
・家族(大人1人+子ども3人) 3,900フォリント
施設情報
住所:1185 Budapest, Liszt Ferenc Nemzetközi Repülőtér, Aeropark. Hungary
電話番号:+36-20-617-4141
公式ホームページ:
https://aeropark.hu(※ハンガリー語)
アクセス:
リスト・フェレンツ国際空港第2ターミナルより、徒歩12分。
または、バス乗り場より200E番に乗り、次のレピュレームーゼウム(Repülőmúzeum)停留所で下車し、徒歩4分
※ブダペスト市内からは一旦バスなどで空港に行き、そこから向かうことをおすすめします。
チケットオフィス内ではグッズの販売もありました。また、空港や飛行機をもっともっと体験されたい方には、空港見学ツアー(Repülőtérlátogatás)もあるそうです。私もそう遠くないうちに参加してみようと思います。
※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。