ケチケメートで気軽にハンガリー料理!「ディオーヘーイ・エーッテレム」(Dióhéj Étterem)

前回に引き続き、今回もハンガリー中部のケチケメートよりご紹介。「ケチメーティ・チャールダ・エーシュ・ボルハーズ」(Kecskeméti Csárda és Borház)ともう1軒私がお気に入りなのが、「ディオーヘーイ・エーッテレム」(Dióhéj Étterem)というレストランです。鉄道駅やバスターミナルからも歩いてすぐなので、電車やバスでのひとり旅でも気軽に利用できるロケーションです。つい先日ケチケメートまで来た際に、友人とランチタイムに再訪してきました。
(訪問日:2018年12月16日)

店内の雰囲気

お店があるのは駅前から中心地に向かってまっすぐ伸びるラーコーツィ通り(Rákóczi út)沿い。この通りには同店を含め、雰囲気の良さげなレストランやカフェがずらりと並んでいます。

店名の「ディオーヘーイ」(dióhéj)というのは「くるみの殻」という意味。その名の通り、くるみの殻をモチーフにしたロゴも印象的です。


店内には、暖かみのある木の板の壁に囲まれた、どこか懐かしい空間が広がっています。奥にはハンガリーの伝統的レストランでよく見かけるスタイルのカウンター席も。

夕刻ともなると地元の人々がビールジョッキ片手に賑わう光景が、容易に想像できます。


壁に飾られ絵画もとても上品な趣。

テーブル席には半個室のように区切られたパートもあり、ビジネスランチや家族でのランチなど、どちらかというと少人数で訪れている利用客が多かったです。

注文したメニュー

まずは食前にスープを。ちょっと気になってコンソメスープのパラチンタヌードル添え(Erőleves palacsintametélttel 550フォリント)を注文しました。

たっぷりのパラチンタヌードルで、さっそくお腹も大満足。ちなみにこちら、タマゴ添え(tojással)も選べるのですが、タマゴがどのような状態で提供されるのかは未確認です。食べた感じではよくわからなかったのですが、パラチンタの方にはタマゴが入っていないのかもしれませんね。


同行した友人は、レバー団子のスープ(Májgombócleves 660フォリント)を注文。

私は前回はこちらを食べたのですが、レバー独特の臭みがだいぶマイルドになっている感じでとても美味しかったです。どちらもスープそのものは割と淡白で、体の芯をじわじわと温めてくれました。


そしてメインには、豚肉スライスのバコニ風 バターのガルシュカ添え(Sertésszelet Bakonyi módra vajas galuskával 1,750フォリント)。

「バコニ風」(Bakonyi módra)というののがよくわからないまま注文したのですが、たっぷりのマッシュルームとともにパプリカのソースが添えられて、白いお米のご飯と合わせても美味しそうな味わい。ソースの軽いコクは、おそらくマッシュルームの旨味が効いているものと思われます。あとで調べてみたところ、「バコニ」というのはハンガリー西部にある山地の名前。そのあたりの名物料理なのかどうかまでは、残念ながらわかりませんでした。


友人はマルハペルケルト バターのガルシュカ添え(Marhapörkölt vajas galuskával 1,750フォリント)を注文。

こちらも私が前回食べたもので、その見た目の通りじっくりと煮込まれた牛肉の旨味が絶妙な味わい。期待を裏切らない美味しさでした。

店舗情報・アクセス

住所:6000 Kecskemét, Rákóczi út 30, Hungary
電話番号:+36-70-619-8474
公式ホームページ:http://www.diohej.hu/index.php?c=diohej&m=etlap_en
アクセス:
・鉄道駅ケチケメート(Kecskemét)駅より、徒歩4分

今回はアラカルトメニューから注文したのですが、月曜日から日曜日まで日替わりのメニュー(1,150フォリント)もとっても気になりました。スープとメイン、そして野菜、パン、炭酸水もついてこの価格設定だそうです。もし近くに住んでいたら、間違いなく毎日通っちゃいそうですね。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。