センテンドレで美食時間「ミューヴェース・エーッテレム・エーシュ・ビストロー」(Művész Étterem és Bisztró)

約2ヶ月以上前の話になりますが。4月5日は私の誕生日でした。そして誕生日を機にスタートしたこのブログも、1周年を迎えました。当日は平日だったので、翌日ブダペスト近郊のセンテンドレ(Szentendre)まで足を伸ばして、さっそくお祝い。前から気になっていたレストラン「ミューヴェース・エーッテレム・エーシュ・ビストロー」(Művész Étterem és Bisztró)にて、ちょっとお洒落なランチタイムを満喫してきました。
(訪問日:2019年4月6日)

店内の雰囲気

ブダペストからドナウ川を北へ約20kmに位置するセンテンドレ。ふるくからセルビア人が入植していることもあり、街のあちこちに点在しているセルビア正教会にその名残りが感じられます。また、芸術家の街としても知られており、博物館やギャラリーも豊富。中心地の一部は歩行者専用になっていて、お店はその中で最も賑わっているドゥムチャ・イェネー通り(Dumtsa Jenő utca)沿いにあります。

ちなみに↑の写真の手前のほうにいる黒いワンちゃん、あとになって気づいたのですがお店の看板犬でした。なかなか風格を感じるなぁと思っていたのですが、そういうことだったんですね。


店内に入ると、まるで小さなギャラリーのようなアートな空間。

壁に飾られた絵画やクッションの柄にもセンスを感じます。テーブルの上のお花が、さらにかわいらしい雰囲気を彩っていました。


まずは、赤ワインで乾杯です。

注文したメニュー

前菜に注文したのは、ナスのクリーム トースト添え(Padlizsánkrém pirítóssal 1,380フォリント)。

プレートの上にはナスのクリームだけでなく、キュウリやトマト、紫タマネギなど新鮮野菜も。カリッカリにトーストされたパンとともにいただきました。ナスのクリーム、ぜひ醤油など和風調味料と合わせてもイケそうな味わいでした。


そして、牛のホホ肉 赤ワインソースとベーコンで味付けたインゲン豆、コロッケ添え(Marhapofa vörösboros mártásban szalonnás zöldbabbal, krokettel 3,080フォリント)をメインに注文。

牛肉がほっろほろに柔らかくて、赤ワインソース、そしてインゲン豆の食感とほのかな苦味との組み合わせが、もう絶妙でした。奥深い味わい深さに、赤ワインもどんどん進みました。もう至福。副菜のコロッケも、ちょうど良いアクセントを加えてくれています。


同行した友人は、ゆっくり焼成した鴨のモモ肉(Lassan sütött kacsacomb 2,980フォリント)を注文。

ひと口だけ分けてもらったのですが、こちらも赤ワインで味付けされていて、鴨モモ肉のジューシーな味わいをとことん堪能することができました。なかなか普段は体験できない贅沢です。

店舗情報・アクセス

住所:2000 Szentendre, Dumtsa Jenő utca 7, Hungary
電話番号:+36-26-311-484
公式ホームページ:https://www.muveszetterem.hu
アクセス:
・郊外列車(HÉV)5番 センテンドレ(Szentendre)駅より、徒歩8分
・長距離バスターミナルより、徒歩10分

そんな感じで、お祝いの場としてももったいないくらい上質な空間、なのですが、実際は気軽に利用できる雰囲気なのです。
例えば建物のエントランスの左側には、テイクアウト専用のグリルフードコーナーがあり、

エントランスの右側には、誰でも自由に弾くことができるピアノ。

こうしたゆるーい遊び心が、街を観光する上でも嬉しいポイントなんだなぁって、つくづく感じます。本当に、この親しみやすい雰囲気に乾杯!です(笑)。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。