ブダペストの市場でランチ!「マンガリツァ・メンニオルサーグ」(Mangalica mennyország)

「ブヤ・ディスノー(ク)」(Buja Disznó (k))でのランチ以降、ブダペストで市場ランチを楽しめるお店も随時開拓中です。
この日はブダペスト7区でとあるお店に入ろうとしたところ、期間限定閉店中だったので、その代わりに近隣のクラウザール広場市場(Klauzál téri Vásárcsarnok)へ。前から気になっていた、「マンガリツァ・メンニオルサーグ」(Mangalica mennyország)を訪れてきました。
(訪問日:2018年7月6日)

店内の雰囲気

クラウザール広場市場は、どちらかというと観光客よりも地元の買い物客の方が多く集まる印象。ブダペストにあるほかの市場と比べてあまり大きくはないですが、中にはスーパーマーケットもあり、毎週日曜日の日中はアンティーク・マーケットが開催されています。お店はその地上階にあり、店内にカウンター席やテーブル席、そしてお店の前の野菜を売る屋台の隣にもテーブル席を設置しています。こういうローカル感、大好きです。

店名を直訳すると、「マンガリツァ豚天国」。日本でもここ数年居酒屋メニューなどで「マンガリッツァ豚」として親しまれている、巻き毛が特徴のハンガリーの固有豚がモチーフとなっています。この豚はハンガリーの国宝に認定されていて、まさに「食べられる国宝」。ショーケースでは、その食肉製品も販売しています。

お店の前のテーブル席に場所を取り、ハイボール・・・ではなく、エルダーフラワーシロップの炭酸水割り(Bodza szörp 150フォリント)を片手に。市場の賑やかな熱気に包まれて、思わず気分も盛り上がってきました。

注文したメニュー

ビストロメニューは、前菜またはスープ単品が700フォリント 、メイン単品が950フォリント、デザート単品が490フォリントで、そのうち2品選ぶと1,190フォリント 、3品選ぶと1,490フォリント、というシステムになっています。そのほかに、アラカルトメニューも。周りを見渡したところ、お皿が割と大きかったので、前菜とメインより2品選ぶことにしました。

4種類の前菜・スープメニューより、緑のハーブ入りナスのクリーム 野菜とピタパン添え(Zöldfüszeres padlizsánkrém zöldségekkel pitával)と、

12種類のメインメニューより、肉屋の豚肉煮込み 蒸しご飯添え(Hentes tokány párolt rizzel)を注文。

ナスのクリームが予想外にもまろやかな味わいで、ピタパン無しでもとっても美味しかったです。ワインにも合いそう。そして、豚肉煮込みはちょっと塩気が強かったのですが、キュウリなど野菜と一緒に柔らかく煮込まれていて、添えられているご飯にぴったり。こちらはビールに合いそうな味わいでした。
残念ながらアルコールの取り扱いはなく、16時で閉まってしまうのですが、テイクアウトしておうちで夕食や晩酌タイムに楽しんでもいいなと思いました。
何よりこのボリュームで1,190フォリント(約480円)というのは、やはりとってもリーズナブルですね。

店舗情報・アクセス

住所:1072 Budapest, Akácfa utca 42-48. földszint 03, Hungary
電話番号:+36-30-358-31-55
公式ホームページ:http://mangalicamennyorszag.hu/?lang=en
アクセス:
・トロリーバス70番、78番 アカーツファ通り(Akácfa utca)停留所より、徒歩3分
・トラム4番、6番 ヴェッセレーニ通り/エルジェーベト環状通り(Wesselényi utca / Erzsébet körút)停留所より、徒歩5分
・トラム4番、6番 キラーイ通り/エルジェーベト環状通り(Király utca / Erzsébet körút)停留所より、徒歩5分

月曜日から日曜日まで毎朝8時から営業していて、スクランブルエッグやハムエッグ、オムレツなど朝食メニューも充実。
ところでカウンター席は問題なさそうなのですが、お店の前の席のテーブルが高くて、食べるのにちょっと苦戦しました。そしてそんな中大口開けて食べているところ、偶然にも通りがかった友人に遭遇してしまいました。油断はできません。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。