【お知らせ】
残念なことに2020年4月30日に閉店が確認されたようです。が、私自身の思い出の記録として、この記事は下記に残しておくことにします。
(※2020年7月29日追記)
去年8月にブダペスト7区の「マンガリツァ・メンニオルサーグ」(Mangalica mennyország)を訪れた際、実は元々その近くの別のお店に行く予定でした。そのお店とは、グルメ雑誌を始めハンガリーのテレビ番組でもよく紹介されている「カーダール・エートケズデ」(Kádár Étkezde)。去年8月の時点では期間限定休業中だったのですが、その後普通に営業再開(おそらく夏休みだったのだと思われます)。年が明けて新年早々ちょうどその近くで予定があったこともあり、ランチタイムに足を運んできました。
(訪問日:2019年1月18日)
店内の雰囲気
「エートケズデ」とはハンガリー語で「食堂」を意味し、その名の通りレストランよりも気軽な雰囲気で食事ができるお店です。クラウザール広場市場(Klauzál téri Vásárcsarnok)の隣にある建物の地上階にあって、入口はこんな感じ。
ちょっとわかりにくいのが難点ですが、中に入るととてもアットホームな空間が広がっています。
1957年にカーダール・ベーラ氏(Kádár Béla)が創設して以来、オーナーは変わりましたがお店の趣は創設当時のままとのこと。地元の人々だけでなく、芸術家やオリンピック選手、政治家などの行きつけのお店として賑わっている様子で、壁にはハンガリー国内外より訪れた著名人たちの写真が所狭しと飾られていました。
入口の壁の堂々と掲げられているハンガリー国旗が、また一層雰囲気を盛り上げてくれています。
ちなみにこのあとの予定のことを考慮して、飲み物はコーラを注文しました。
注文したメニュー
手渡されたメニューを見ながらあれこれと迷っていたら、スタッフの女性が「これが今日のオススメよ」と丁寧に説明してくれたので、彼女の言葉を信じてまずはニンニクのスープ(Fokhagyma leves 1/2人分 410フォリント)をチョイス。
ほどなく、アッツアツの状態でやってきました。カリッカリのパンがたっぷり乗ったクリームスープで、ニンニクの風味はそんなに強くないのが嬉しい味わい。体の芯からしっかり温まりました。
メインには、パプリカチキンのモモ肉のガルシュカ添え(Paprikás csirkecomb 1,600フォリント)。
「食堂」なので、もしかしたら塩味が濃いかもしれないと思い込んでいたのですが、そんなことはまったくなく、鶏肉の本来の旨味とパプリカの風味の調和をしっかり味わえました。お肉もとっても柔らかくて、口の中いっぱいにその美味しさを堪能しました。
店舗情報・アクセス
住所:1072 Budapest, Klauzál tér 9, Hungary
電話番号:+36-1-321-3622
Facebook:https://www.facebook.com/pages/Kádár-Étkezde/123089761104315
アクセス:
・トロリーバス70番、78番 アカーツファ通り(Akácfa utca)停留所より、徒歩4分
・トラム4番、6番 ヴェッセレーニ通り/エルジェーベト環状通り(Wesselényi utca / Erzsébet körút)停留所より、徒歩6分
・トラム4番、6番 キラーイ通り/エルジェーベト環状通り(Király utca / Erzsébet körút)停留所より、徒歩7分
・地下鉄1号線、バス105番 オペラ(Opera)駅/停留所より、徒歩7-9分
このお店を訪れる際に気をつけなければならないのが営業時間。開店しているのは火曜日〜土曜日の11:30〜15:30なので、つまりは日曜日と月曜日は休業で、お昼の4時間のみの営業なのです。また、サービス料は会計と別にテーブル付きのスタッフに直接手渡すシステム。だいたい会計の10%程度が目安とのことです。現時点では支払いはクレジットカードには対応していなくて、現金のみでの対応となっています。
※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。