ハンガリーの首都ブダペストで生活していた頃は、時々はちょっとお洒落なレストランに行ったりもしました。ドナウ川沿岸にはそうしたお店が数多くあって、ブダ側の「フェリックス・キッチン&バー」(Felix Kitchen & Bar)もそのひとつ。久しぶりにフォーマルなワンピースに身を包んで訪れてみました。
(訪問日:2019年6月18日)
店内の雰囲気
ブダ王宮から丘を下ってドナウ川西岸へ。そのまま川沿いに少し南に行くと、「ユビレウム・ブダイ・クレアティーヴ・ハーズ」(Ybl Budai Kreatív Ház)というまるでギリシャの神殿のような建物が目に入ります。
テラス部分には、今にも動き出しそうな大きなライオンのモニュメント。
こちらは2018年5月にオープンしたばかりの文化コミュニティースペースで、地上階がレストランになっているのです。
階段を上って店内に入ると、期待を裏切らないゴージャスな空間が広がっていました。
窓の向こうには、ドナウ川とさらに向こうの対岸のペシュト地区を望めます。
すっかり非日常の世界に浸りながら、キンキンに冷えた白ワインで乾杯しました。
なんとも贅沢な時間です。
注文したメニュー
まずは前菜に、同行した友人とタコのサラダ、枝豆とラディッキオ添え(Polip saláta,edamame babbal és radicchioval)をシェアすることに。とっても色鮮やかなプレートがやってきました。
なんと、ブダペストではなかなか珍しい枝豆(※個人の所感ですが)がふんだんにトッピング。メニューでも”edamame”と日本語なのが気になりながら、弾力ある歯応えのタコとほんのり苦味がきいたラディッキオとの調和を味わいました。
パンも焼き立てで絶品。
メインには、私は鴨のムネ肉 オレンジソースのエンダイブ、ニョッキとピーナッツ添え(Kacsamell, narancsos endíviával, gnocchival és földimogyoróval)を注文しました。
ジューシーな鴨肉に、ピーナッツがトッピングされたモチモチのニョッキと、オレンジソースで味つけられたエンダイブが、豪快にまるまると添えられていました。がっつりお肉料理とともに、野菜をたっぷりいただけるのは、なかなか嬉しいことですよね。
同行した友人は、ハンガリー・タルカ牛のサーロイン 300g(Magyar Tarka Hátszín 300g)に、グリーンピースソースと温野菜のサラダを添えていました。
こちらのステーキは、100g単位で注文できたようです。この記事を書くにあたり改めてメニューを見てみたところ、内容が異なっているものの、量を選べるステーキメニューは現在もありました。お腹の空き具合によって調整できますね。
店舗情報・アクセス
住所:1013 Budapest, Ybl Miklós tér 9, Hungary
電話番号:+36-30-735-5041
公式ホームページ:https://felixbudapest.com
アクセス:
・トラム19番、41番 ヴァールケルト・バザール(Várkert Bazár)停留所より、徒歩1分
結局注文しなかったのですが、メニューの中に牛肉のラーメン(Ramen marhahússal)というのがあるのが気になりました。きっとお洒落にアレンジされているのでしょうね。その他にも日本の食材もいろんなメニューに使われていて、とっても親近感が湧きました。
※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。