ブダペストのカジュアルな魚ビストロ「ハルカカシュ・ハルビストロー」(Halkakas halbisztró)

ハンガリーの首都ブダペストに住んでいた頃、ランチに魚料理が食べたくなった時によく足を運んでいたのが「ハルカカシュ・ハルビストロー」(Halkakas halbisztró)。フィッシュ・アンド・チップスなどのストリートフードだけでなく、魚のグリル料理といったガッツリメニューも豊富に取り揃えていて、ひとりでも気軽に立ち寄れる雰囲気なのです。
(訪問日:2019年4月17日、5月23日)

店内の雰囲気

住所はドハーニ通り(Dohány utca)の36番地。なので地図を頼りに向かったところ、

入口は角を曲がったナジディオーファ通り(Nagydiófa utca)にありますよ〜という親切な案内板がありました。赤いトサカのあるお魚さんのキャラクターがとってもキュートです。


ほどなくお店に到着。エントランス左のブラックボードには、その日の日替わりメニューが書いてありました。




店内はウッド調の家具が配されたカジュアルな空間。お魚さんのキャラクターと同じ、グリーン系ブルーの色がアクセントになっています。

あちこちにお魚さんがいるので、探して見つけるのが楽しくなっちゃいました。

注文したメニュー

あれこれ迷いそうだったので、日替わりメニュー(Napi Menü 1,500フォリント)を注文。スープとメイン、そして飲み物に自家製シロップ(Házi szörp)が2dl付いたお得なセットです。シロップは11種類の中からジンジャー(Gyömbér)を選び、ソーダ割りにしてもらいました。




この日のスープは、見た目もオシャレなイエロースプリットピーのクリームスープ(Sárgaborsó krémleves)。

「スプリットピー」というのは、乾燥えんどう豆の皮をむいて2つに割ったものだそうです。なめらかな舌触りがクセになりそうな味わいでした。


そして、メインは鯰のブラッショーイのガーリックディップ添え(Harcsabrassói + fokhagymás mártogatós)

ハンガリーの伝統的な「ブラッショーイ」は通常豚肉を使いますが、こちらは鯰。身は淡白ながらしっかりスパイシーに味付けされていて、食べ応えも満点。ガーリックディップとの相性も絶妙でした。お店の名物のクラフトビールを注文したくなりましたが、そのあとに用事があったので断念しました。


別の日には日替わりメニューではなく、フィッシュバーガーのプレート フライドポテトとコールスローサラダ添え(Halburger tál hasábburgonyával és coleslaw-val 2,550フォリント)を注文しました。

バーガーにはフィッシュパテの他にチーズやトマト、そしてたっぷりのレタスもサンドされていました。

フィッシュパテといえどしっかりとした歯応えでとってもジューシー。単品でも注文できますが、カリッカリのフライドポテトとさっぱりコールスローサラダもとっても美味しくて、あっという間に完食してしまいました。

店舗情報・アクセス

住所:1074 Budapest, Dohány utca 36, Hungary
電話番号:+36-30-226-0638
公式ホームページ:http://halkakas.hu
アクセス:
・地下鉄2号線、トラム4番、6番 他バス・トロリーバス各線 ブラハ・ルイザ広場(Blaha Lujza tér)駅/停留所より、徒歩5-6分
・地下鉄2号線、トラム47番、48番、49番 他バス各線 アストリア(Astoria)駅/停留所より、徒歩7-8分

ちなみに店名の「ハルカカシュ」(Halkakas)とは、ハンガリー語で「魚」を意味する「ハル」(hal)と「雄鶏」を意味する「カカシュ」(kakas)を組み合わせた造語の様子。あのキュートなキャラクターに赤い大きなトサカ、そして2本の足が付いているのは、そのままお店の名前をイメージしていたからだったのですね。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。