モスタルでボスニア・ヘルツェゴヴィナ料理!「シャドゥルヴァン」(Šadrvan)

2月の下旬はブダペストから車を飛ばして国境を2回越えて、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに行ってきました。初日の宿泊地は南部の街モスタル(Mostar)。旧市街のシンボルでもある「スターリ・モスト」(Stari Most)という橋の近くのホテルだったので、到着早々中心地を散策しつながら夕食のお店を探しました。このあたりは居心地の良さそうな雰囲気のお店ばかり。その中でも気になった「シャドゥルヴァン」(Šadrvan)に入ることにしました。
(訪問日:2019年2月20日)

店内の雰囲気

お店の入口は複数あって、その向こうの広々としたお庭がテラス席になっていました。

あとで調べてわかったのですが、「シャドゥルヴァン」とはイスラム文化圏にある、礼拝の前に体を清めるために設けられた屋根付きの泉施設のことだそうです。確かにお庭の中央にその「シャドゥルヴァン」がありました。




中に案内されると、優雅ながら暖かみのある空間。

モスタルのビール、「モスタルスコ・ピーヴォ」(Mostarsko Pivo)で乾杯しました。

注文したメニュー

ランチをすっ飛ばしたままこの時点で20時過ぎだったので、さすがにお腹はペコペコ。まずはヤプラク(japrak 8兌換マルク)を注文しました。

「ヤプラク」とは、スパイスで味付けられた挽き肉、ニンジン、お米、パセリをキャベツまたはブドウの葉で巻いてパプリカ粉などの煮こんだもの。ハンガリーのロールキャベツ料理「テルテット・カーポスタ」と比べてサイズが小さめで、かつマイルドな味わいでした。あまりに美味しくて、ついつい欲張って友人より多めに食べちゃいました。ごめん。


そしてメインは、お店の名前がついた“シャドゥルヴァン”プレート・ミニ(Plata “Šadrvan” mini 25兌換マルク)。念のため、スタッフに「ミニサイズ」であることを確認した上で注文したのですが、

予想以上にどどーんとやってきました。お皿いっぱいにチキン、ソーセージ、チェヴァプ、串焼きなど肉料理、そして焼き野菜にフライドポテトにふわふわのピタパンがてんこ盛り。パプリカや夏野菜が入った赤いペースト「アイヴァル」(ajvar)との相性も抜群で、ジューシーな旨味をたっぷり堪能しました。

店舗情報・アクセス

住所:Jusovina 11, Mostar 88000, Bosnia and Herzegovina
電話番号:+387 36 578 095
公式Facebook:https://www.facebook.com/SadrvanMostar/
アクセス:
・スターリ・モスト(Stari Most)より、徒歩1分
・鉄道駅モスタル(Mostar)より、徒歩22分

そうそう、メニューにはユーロでの金額表記もあり、兌換マルクだけでなくユーロでの支払いも可能とのことでした(私たちはクレジットカードで会計しましたが)。
ちょっと食べ過ぎてしまったので、食後も「スターリ・モスト」(Stari Most)の付近をお散歩。夜の景色もとても綺麗でした。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。