ブダペスト発! ベルリンのお洒落カフェ&バー「シンプラ・ベルリン」(Szimpla Berlin)

今年2月に訪れたベルリン行きでは、夕食代わりにケバブ店「ムスタファズ・ゲミューゼ・ケバブ」(Mustafa’s Gemüse Kebap)に立ち寄ったあとは、バスを乗り継いで「シンプラ・ベルリン」(Szimpla Berlin)へ。このお店、実はブダペストで大人気の廃墟バー「シンプラ・ケルト」(Szimpla Kert)の支店なのです。どんな雰囲気なのかとっても気になっていたので、閉店時間前を狙ってひとりで訪れてみました。
(訪問日:2018年2月20日)

店内の雰囲気

あたりは真っ暗でしたし、時刻もすでに22時近く。それでもこのあたりには、予想していたよりも飲食店で賑わっていて、お店も角っこにあったのですぐにわかりました。ブダペストの本店と違い、こちらは建物自体は廃墟ではなく普通の建物の様子。



店内に入るといくつかの区画に分かれていて、それぞれの区画でインテリアも異なるのは本店と同様の趣でした。

「廃墟バー」のイメージはないけれども、どの区画もとてもスタイリッシュな雰囲気です。

少し進むと、クラフトビールバーの区画に到着。

壁にはメニューが化学元素記号のように表示されていて、まるで何か化学実験が始まりそうなラボラトリーのような空間でした。ここは空いていたので、1杯注文することにしました。

注文したメニュー

ふと壁のメニューを見ると、左下に「To」の文字。よく見ると、トーキョー・レモネード(Tokyo Lemonade 5.00ユーロ)というのがあったので、迷わず注文しました。

フラスコのようなグラスがさらにラボラトリーっぽい雰囲気を盛り上げてくれます。ひと口飲んでみたところ、どことなく柚子のフレーバーも感じる口当たりがとても爽やかでした。

グラスを片手にほかの区画も巡っているうちに、広々としたテーブル席の区画に到着。

壁には大きく“Nekem a Balaton a Riviéra”(私にとってはバラトン湖はリヴィエラだ)とハンガリー語で書かれていました。バラトン湖というのは、ハンガリー西部にある中央ヨーロッパ最大の湖で、ハンガリー人にとっては「ハンガリーの海」として親しまれています。この区画も含めて、店内ではドイツ語だけでなくハンガリー語も耳にしたので、おそらくハンガリー人の利用客も多いのでしょう。ドイツの首都ベルリンにいながら、ハンガリーを感じる空間でした。

店舗情報・アクセス

住所:Gärtnerstraße 15, 10245 Berlin, Germany
電話番号:+49-30-66308523
公式ホームページ:https://www.szimpla.de
アクセス:
・バス240番 ボックスハーゲナー広場(Boxhagener Platz)停留所より、徒歩1分
・トラム21番、バス240番 ヴィスマール広場(Wismarplatz)停留所より、徒歩1分

もしベルリンに住んでいたら、こういうお店で金曜日の夜を過ごしてみたくなりました。それにお食事メニューを見たところ、朝食やランチも充実していてとても気になりました。またいつかベルリンを訪れる機会があったら、明るい時間にも足を運んでみようと思います。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。