ブダペストの大人の隠れ家「ゲルローツィ」(GERLÓCZY)

なんだかんだ言って、ブダペストの話題のグルメスポットはまだまだ行ったことがないところばかり。ここで知り合った人々にオススメのお店を聞くだけで、ジャンルや価格帯の違いはもちろん、伝統的なお店から新しくオープンしたお店まで、いろいろと耳にします。この日は新規開拓したくて、ペシュト側中心部にある「ゲルローツィ」(GERLÓCZY)」に足を運んでみました。
(訪問日:2018年6月1日)

店内の雰囲気

お店があるのは、大通りから少し離れた一角。小さな2本の通りが交差する銅像が目印です。

こちらの銅像は、ブダペスト最初の市長と言われているカメルマイエル・カーロイ氏(Kamermayer Károly)。お店はその後ろにひっそりと佇んでいます。銅像と大きな木を前にしているので一見気付きにくく、まるで隠れ家のような外観です。


外のテラス席がほとんど満席だったので、店内へ。

白、茶、黒で統一されていて、とても上品で落ち着いた空間でした。壁のスクリーンにはその日のオススメメニューが表示。階段を上がった中2階にもテーブル席があります。

注文したメニュー

平日にはお得な日替わりランチメニューがあると聞いていて、それを目当てにしていたのですが、残念ながら月曜日〜木曜日限定とのこと。その代わり、訪れた金曜日はフィッシュデーということで、特別メニューがありました。その中から、まずはパイクパーチのコンソメスープ、スモークサーモン添え(Fogas erőleves füstölt lazaccal 1,500フォリント)を注文。どんなのが来るのかなって思っていたら、

本当にその名前の通り、まっさらな具のないスープにスモークサーモンが添えられて出てきました。ちょっと困惑してしまってウェイターさんに食べ方を聞いてみたところ、「別々に食べてもいいし、スモークサーモンをスープに入れて食べてもいい」と、どうやら正解はないようでした。

なので、そのままスープを口にしたり、スモークサーモンを入れたりして味わいました。

見た目では全然想像できなかったのですが、スープの味わいがとても濃くて、具を入れなかった理由がよくわかりました。魚の旨味をたっぷりと満喫。


そしてもう1品、ニース風ニョッキ、トマト、ズッキーニ、ナスを添えて
Nizzai gnocchi, paradicsommal, cukkinivel, padlizsánna 2,800フォリント )。

モチモチの食感も楽しめるニョッキに、ゴロゴロとたっぷりのナスとズッキーニにトマトソース、さらにスライスチーズのトッピング。野菜の甘みをたっぷり堪能できる組み合わせでした。

店舗情報・アクセス

住所:1052 Budapest, Gerlóczy utca 1, Hungary
電話番号:+36-1-501-4000
公式ホームページ:http://www.gerloczy.hu
アクセス:
・地下鉄3号線、バス各線 フェレンツィエク広場(Ferenciek tere)駅/停留所より、徒歩4分
・地下鉄2号線、トラム・バス・トロリーバス各線 アストリア(Astria)駅/停留所より、徒歩5〜6分

平日(月〜木)は日替わりランチメニュー、金曜日限定のフィッシュデーと、曜日によってもいろんな料理を楽しめそうです。またメニューを拝見したところ、バゲットやキッシュなどフレンチカフェメニューも。何より朝食メニューが充実しています。上階には宿泊できるお部屋もあるので、朝食からディナーまでさまざまなシチュエーションでゆっくりと過ごせそうですね。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。