各国のグルメが集まるブダペストでは、ベトナム料理のお店も大人気。ランチタイムともなれば、大行列&大混雑になるほどです。フォーや生春巻きなどあっさりといただけるメニューが多いですし、値段も割と手頃なのが人気の秘密なのかな、と勝手に推測しています。この日はちょっと疲れ気味だった胃に優しいものを食べたくて、「ダン・ムイ・フォー・ビストロ」(Đăng Mười Pho Bistro)で遅めのランチにしました。
(訪問日:2018年5月14日)
店内の雰囲気
地下鉄2号線の駅、および複数のバスやトラムの路線が交差しており、ブダ側においての交通の要所でもあるセール・カールマーン広場(Széll Kálmán tér)。お店はその裏手の通り沿い、ヴェールメゼー(Vérmező)という公園の前に、ひっそりと佇んでいます。このあたりはほかに大きなお店がなく、とても静かな一帯です。
通りにまで美味しそうな香りが漂ってきているので、すぐに見つけることができました。
店内は2つの区画になっていて、いずれもテーブル席が中心。
この日は奥の方に案内されました。ピークタイムを外して15時くらいに入ったのですが、私たちが座った後もまた続々とお客さんが入ってきていました。
また、各テーブルにはお箸やカトラリーのほかに、スイートチリソースの瓶やピクルスも置いてありました。
そして、フォーを注文したところ、先にライムと唐辛子がやってきました。これらをトッピングすることで、いろいろと味を変えながら楽しめそうですね。
注文したメニュー
いろいろと迷った結果、ブンボーフエ(Bún bò Huế 小サイズ990フォリント)という牛肉のビーフンを注文しました。
スパイシーな唐辛子と爽やかなレモングラスで味付けられていて、辛いながらもさっぱりとした口当たり。食べているうちにだんだん汗かいてくるくらい、後からもじわじわとくる辛さが堪まりませんでした。
同行した友人が注文したのは、、フォートークワイ(phở tho quay ノーマルサイズ1,390フォリント )という焼き豚が入ったフォー。
ちなみにフォーやビーフンなどのスープメニューは、それぞれ小サイズ、ノーマルサイズ、大サイズを選べます。お腹の空き具合によって調整できますね。
ところで、どうして私が小サイズを選んだのかというと、ほかにも注文していたからなのです。まずはこちらのベトナム風春巻き、ネムクオン(Nem cuốn 1,290フォリント)。
3本付いていたので、1人1本ずついただきました。そうそう、日本語では「(生)春巻き」と親しまれていますが、英語では”Summer rolls”、ハンガリー語では”Nyári tekercs”と、「夏巻き」の意味が名付けられているとのこと。ライスペーパーの中には、ぷりっぷりのエビ、ビーフン、ハム、タマゴ、サニーレタス、青じそ、そしてパクチーなどがぎっしり入っていて、確かに見た目も味も夏らしい一皿です。甘味と酸味と辛味がほのかに融合したタレを付けたり、スイートチリソースを付けたりしていただきました。食べ応えも満点。
もうひとつは、ブンネム(Bún nem 1,690フォリント)というビーフンとサラダに揚げ春巻きが乗ったもの。
こちらもネムクオンと同じタレをかけていただきました。揚げたてサクサクの皮の中には、挽肉でまとめた具材。サラダには、ハンガリーでは滅多にお目にかかれないシャキシャキの生のモヤシもたっぷりで、3人で取り合いになりそうになりながらいただきました。
さすがにお腹いっぱい。でも、全然胃もたれしないのが嬉しかったです。
店舗情報・アクセス
住所:1012 Budapest, Attila út 125, Hungary
電話番号:+36-30-992-4555
公式ホームページ:http://vietnamietterem.hu
アクセス:
・バス5番 コルラート通り(Korlát utca)停留所、またはケルメチ通り(Körmöci utca)停留所より、徒歩2分
・地下鉄2号線 セール・カールマーン広場(Széll Kálmán tér)駅、その他バス・トラム同停留所より、徒歩5分
・鉄道駅 ブダペスト南(Déli pályaudvar)駅、その他地下鉄2号線の同駅、バス・トラム同停留所より、徒歩6分
メニューは全部でなんと64種類。お隣のテーブルの人が食べていた焼きそばのような料理もとても美味しそうでした。これから夏にかけて、ますますリピートしちゃいそうです。
※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。