今年の1月は女一人旅でスペインへ。バルセロナに到着後は、サグラダ・ファミリア(Sagrada Familia) などを観光した後、夕食のお店を探索。なるべく観光客向けでなくて、でも女一人でも入れそうなお店をぐるぐる1時間ほど歩きながら探し回り、やっとドンピシャな雰囲気のお店を見つけて入ったのが「タバルロット」(Tabarlot)。ランブラス通り(La Rambla)から1本入った小路にあり、なんと宿泊先のホテルからも徒歩1分という至近距離にあったということは、お店に入った後に気づきました。
(訪問日:2018年1月13日)
店内の雰囲気
こんなにもホテルに近いのに、1時間も歩き回ってしまったんですよね。まあ、当初は観光客で賑わうランブラス通りからなるべく離れたところで探そうとしていたわけで、大回りした結果振り出しに戻ってしまったという感じです(笑)。
スペイン語を話せないので、英語がどこまで通じるかちょっと不安だったのですが、店員さんが普通に英語で対応してくれました。また、英語のメニューもありました。とりあえず、バルセロナのビール「モリッツ」(MORITZ)で乾杯。
ちょうどスクリーンではサッカーの試合を中継していて、カウンターでは常連らしく初老の男性が飲みながら観戦しているという、地元感も感じられる雰囲気でした。
注文したメニュー
メニューを見たところ、食材はバルセロナをはじめ、カタルーニャ州のものを中心に取り寄せているそうです。近くにあるサン・ジョセップ市場(Marcat de Sant Josep)、通称「ボケリア」(Boqueria)からも仕入れているとのことでした。こういう地産地消のコンセプトって素敵ですよね。
いろいろと迷った結果、タパスメニューから3種注文しました。
それなりのボリュームになっちゃいましたが、それだけお腹が空いていたのです。
手前はおばあちゃんの爆弾、ハニーガーリックマヨネーズ添え(Grandma ́s bomb with honey garlic mayo 4.75ユーロ)。
「おばあちゃんの爆弾」って何だろう?とおそるおそるナイフで切ってみたところ、
ラタトゥイユのようなのが入ったコロッケでした。外側からはわからないけれど、割って中身を見たらおばあちゃんが作るような温かい家庭料理が入っている、ということなのでしょうか。トマトとほっくりのジャガイモと、トマトソースとハニーガーリックマヨネーズが、優しい組み合わせでした。1日たっぷり歩いた後だったので、こういう野菜の旨味を感じられながらもガツンとインパクトがあるコロッケは、まさに「おばあちゃんの爆弾」のようでした。
そして、トマトとバジルオイルとモールドン産の塩のトースト(Toasted bread with tomato, basil oil and Maldon salt 2.20ユーロ)。
パンは皮の方はパリッとしていて、中の生地はしっかりとしていながらふわふわの食感で、そのままでも美味しそうでした。が、トマトとバジルオイルであっさりと味付けられていて、本来の美味しさがさらに引き立つ味わいに。そして、たぶん人生で初めて「モールドン産の塩」というものを口にしました。日本でもじわじわと馴染みがあるようですね。
もう一つは、アンティチョークのフリット(Deep fried artichoke hearts 5.5ユーロ)。
アンティチョーク、私あの独特のほんのりした苦味と食感が大好きなんです。野菜なのにしっかりとした歯ごたえで、奥深い味わい。塩が程よく効いていて、そうこうしているうちに、
白ワインも進んでしまいました。我ながら、最適なチョイスをした模様。食べ切れなかった分は包んでもらって、翌日のおやつ代わりにしました。
店舗情報・アクセス
住所:Carrer de Sant Pau 4, 08001 Barcelona, Spain
電話番号:+34-934-618-619
公式ホームページ:http://tabarlot.com/en/
アクセス:地下鉄3号線(L3)リセウ(Liceu)駅より、徒歩1分
店員さんとの話も弾んだこともあり、女一人でもとても楽しく過ごせました。朝8時からオープンしていて、朝食にはカタルーニャ地方の名物メニューもあるそうです。またバルセロナを訪れる機会があったら、ぜひ食べてみたいです。
※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。