ブダペストで韓国料理!「アーリラーン・コレアイ・エーッテレム」(Áriráng Koreai Étterem)

ブダペストでの生活を始めて、2年が経過。3年目となった今でもまだまだ未開拓のお店ばかりです。この日は友人とランチで、ブダ側の奥の方にある韓国料理店「アーリラーン・コレアイ・エーッテレム」(Áriráng Koreai Étterem)へ。そういえば、ブダペストで韓国料理のお店に行くのは初めてでした。
(訪問日:2018年7月28日)

店内の雰囲気

平坦なペシュト側と比べて、丘や山が多く起伏があるのがブダ側。ブダペスト南駅からバスに乗ると、しばらくして急な坂を登り、窓の向こうは緑ある景色へと変化します。中心地から本当にちょっとだけ離れただけなのに、まるで高原に来たかのよう。お店はそんな坂の途中にある一軒家です。




門構えからして立派なつくりで、あまりに静かな佇まいなので一瞬定休日なのか不安になってしまいましたが、ガラス越しに店内をのぞくと普通に営業していたのでひと安心。


店内は予想以上に広大。テーブル席がずらりと並んでいて、随所に韓国らしい装飾がほどこされています。奥の方には個室もあるようで、旅行者とおぼしき韓国人のグループが次々と入っていました。私たちの隣りのテーブルも予約席で、すでにセットされている様子です。




ガラス張りの窓からは陽の光がやさしく差し込んできて、どことなくほっとする雰囲気です。

こうしている間も背後には次々と団体客が入っているのですが、店内の広さもあってか、不思議なくらいとても静かでした。

注文したメニュー

嬉しいことにメニューには日本語表記もありました。それだけ日本人客も多いということなのでしょう。確かに日本食メニューも数多くありました。その中から、1人1品メイン料理を注文しました。で、ほどなく次々と運ばれてきたのが複数の5皿とコーン茶のポット。

韓国のスタイルなのでしょうね。キムチタコのチャンジャカクテキもやしのナムルマカロニサラダと私の大好きなメニューが並びました。ちなみにすべてメイン料理の価格に含まれています。なんてお得。


さらに、店員さんが「サービスです」とアツアツの小鍋を運んできてくれました。中にはふわふわのタマゴの茶碗蒸しのようなものが入っています。

あとで調べたところ、こちらは「ケランチム」という蒸しタマゴ料理とのこと。メイン料理が来る前に、すでに充実した品揃えとなりました。


そしていよいよお待ちかねの、石焼きビビンパ(3,500フォリント)。実は、これが食べたくてこのお店に来たのです。

こちらもアツアツの状態でやってきました。コチュジャンソースをかけて、全体を混ぜながらいただきます。お肉も野菜もたっぷりで、口の中でさまざまな具材の味が絡み合います。まだ熱が残っている鍋にご飯を当てて軽くおこげを作ったりもして、味と食感の違いも楽しんでみたりしました。

付け合わせには韓国風のお味噌汁。ワカメたっぷりでした。


最後に、もうお腹いっぱいというところでまたまたサービスでデザートが登場。

とはいってもひと口サイズなので、ちょうど良い口直しとなりました。こちらは韓国のお菓子ではなくて、アルメニア発チェコのお菓子メーカー「マルレンカ」(Marlenka)のもの。はちみつの甘みが印象的でした。

店舗情報・アクセス

住所:1125 Budapest, Istenhegyi út 25, Hungary
電話番号:+36-30-634-1525
公式Facebook:https://www.facebook.com/arirangbudapest/
アクセス:
・バス21番、21A番 102番、212番 セント・オルバーン広場(Szent Orbán tér)停留所より、徒歩1分

結局ビビンパの価格+サービス料10%で、ドリンク(コーン茶)、前菜5皿+1、さらにデザートまで付いてきて、その予想外のリーズナブルな価格設定にビックリしました。ほかにもいろいろ気になるメニューがあるので、今度はもっと大人数でいろいろシェアしながら味わいたいです。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。