毎年9月私が楽しみにしているのが、ブダペスト・ワインフェスティバル(Budapest Wine Festival)ともうひとつ、ブダペスト近郊のヴェチェーシュ(Vecsés)で開催されているキャベツ祭り、ヴェチェーシ・カーポスタフェスト(Vecsési Káposztafeszt)。2018年は、9月22日(土)と23日(日)に開催される予定です。
見どころ
ブダペストの空の玄関、リスト・フェレンツ国際空港にも近いヴェチェーシュは、キャベツの名産地。お祭りは毎年収穫後のこの時期に開催され、今年でなんと18回目となるとのことです。
会場では、あちこちでキャベツ人間たち(※勝手に命名)もお出迎え。
キャベツに関連したフードの屋台だけでなく、民芸品やお土産の屋台もずらりと並びます。
もちろん、ハンガリー名物の「テルテット・カーポスタ」(töltött káposzta)や「セーケイ・カーポスタ」(székelyi káposzta)を販売している屋台も。
私のオススメは、こちらの「カーポスタ・ロポゴーシュ」(káposzta ropogós)というスナックフードです。
キャベツと小麦粉を練ったものを揚げてあって、外はサクサク、中はモチモチ。「メドヴェハジマ」(medvehagyma)というギョウジャニンニクが入ったサワークリームを、たっぷりかけてもらっていただきました。ちなみにメドヴェハジマは直訳すると「クマのニンニク」という意味があります。
そして、楽団やバンドの演奏、民族舞踊のステージや、キャベツ料理の選手権など、さまざまなイベントが繰り広げられます。今年も土曜日に文化協会のテントにて、14時から「アルマパプリカ」(almapaprika)を無料で作れるイベントが行われる様子。
作る、といっても、発酵パプリカに発酵キャベツを詰めるだけなのですが、これがなかなか慎重な作業なのです。できあがったアルマパプリカは、そのまま持ち帰れます。
また、日曜日は11時半よりパレードが予定されており、キャベツ農家さんや幼稚園のトラクターが次々と会場を行進します。
デコレーションされたトラクターもかわいいですが、幼稚園の子どもたちのあどけない笑顔にも癒されますよ。
キャベツ農家さんの荷台にこれでもか!と、うず高く積み上げられたキャベツも必見です。
今年もますます見どころ満載となること間違いなしです。
営業時間・入場料
営業時間:
2018年9月22日(土) 10:00〜2:00
2018年9月23日(日) 10:00〜21:00頃
入場料: なし
アクセス
住所:2220 Vecsés, Fő utca, Hungary
アクセス:
・ブダペスト地下鉄3号線終点 ケーバーニャ・キシュペシュト(Kőbánya-Kispest)駅より、バス2220番 Monor(モノル)行きに乗車、ヴェチェーシュ イシュコラ通り(Vecsés, Iskola u)停留所より、徒歩1分
・ブダペスト リスト・フェレンツ国際空港よりタクシーで約10分
公式ホームページ:
http://www.vecsesikaposztafesztival.hu
この時期にブダペスト旅行をご予定されている方は、ちょっとだけ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
※写真は2016年と2017年開催時のもので、2018年開催時は内容が変更される可能性があります。