世界遺産の街バルデヨフでスロヴァキア料理!「ネクスト」(Next)

4月の東スロヴァキア旅行では、レヴォチャ(Levoča)に続いて世界遺産の街バルデヨフ(Bardejov)も訪問。ポーランドとの国境にも近いこの街は、今でも中世の面影が残っていて、とても美しい街でした。
ランチタイムには、あらかじめGoogleマップで目星を付けていたレストラン「Next」(ネクスト)へ。スロヴァキア料理をたっぷり堪能してきました。
(訪問日:2018年4月29日)

店内の雰囲気

お店があるのは、中心部のラドニチュネー広場(Radničné námestie)に面した建物の地下。




足跡をモチーフにした床の案内表示をたどって進み、階段を降ります。




店内はいくつかの区画に分かれていて、まるで地下迷宮のよう。




とりあえず一番奥の区画に席を取り、ビールで乾杯しました。



注文したメニュー

たくさんあるメニューの中から店員さんにスロヴァキア料理を教えてもらって、まずはスープメニューよりマチャンカ(Mačanka 1.85ユーロ)を注文。

サワーキャベツとジャガイモがベースとなっていて、心地よい酸味が絶妙でした。さらに、カリカリのベーコンが味と食感のアクセントに。前にブダペストで食べたポーランド料理の「ジュレック」(żurek)というスープにもよく似ている印象でした。
とっても気に入ったので「マチャンカ」と日本語でネット検索してみたところ、「ベラルーシ料理で、豚肉のサワー煮込み」と説明されているページを多く見つけたのですが、そちらは同じ「マチャンカ」でもちょっと違う料理の様子。そこで”Mačanka”とスロヴァキア語で検索してみたところ、「スロヴァキア北東部の郷土料理で、サワーキャベツやジャガイモで作られるスープ」という記述(※Google翻訳の結果)を発見しました。そしてやはりポーランド料理のジュレックと共通している様子。クリスマスの日の夜には、パンと一緒に食べたりもするそうですよ。


次に前菜として注文したのが、ブロッコリーのソフトチーズソース焼き(Zapekaná brokolica v syrovej omáčke 4.30ユーロ)。

ブロッコリーがほとんど見えないくらい、たっぷりのチーズとルッコラがトッピングされてやってきました。このチーズがまたとってもクリーミーかつクセがなくて絶品。これだけでかなり食べ応えがありました。


そしてメインは、スロヴァキア郷土料理のプレート(Slovenský gazdovský tanier 5.25ユーロ)。

ブリンゾヴェー・ハルシュキ(bryndzové halušky)【写真左】、ブリンゾヴェー・ピロヒ(bryndzové pirohy)【写真右上】、ロクシャ(lokša)【写真右下】の盛り合わせで、私が食べたかったスロヴァキア料理3種がいっぺんにやってきてくれました。「ブリンゾヴェー」の名が付いた2品は、どちらも「ブリンザ」(bryndza)という羊乳チーズを、ジャガイモと小麦粉の生地で作ったダンプリングと絡めた料理。「ピロヒ」(pirohy)はロシアやポーランドでもおなじみの「ピエロギ」(pierogi)のことです。爽やかかつクリーミーな酸味の味わいのブリンザとのハーモニーがたまりません。
「ロクシャ」(lokša)は、ジャガイモと小麦粉で作ったクレープのようなもの。ほんのり甘く味付けされていました。

あくまで今回いただいたメニューだけでの印象ですが、スロヴァキア料理ってつくづくチーズの使い方が絶妙だなぁと実感。なめらかでしつこくない味わいは、日本人の味覚にもぴったりだと思います。

店舗情報・アクセス

住所:21, Radničné námestie, 085 01 Bardejov, Slovakia
電話番号:+421-915-873-925
公式ホームページ:http://www.nextrestaurant.sk
アクセス:鉄道駅バルデヨフ駅(Bardejov)より、徒歩12分

バルデヨフ観光で一番オススメなのが、お店近くの聖エギディウス教会(Chrám svätého Egídia)の展望台。ラドニチュネー広場を囲むように赤い屋根の建物が並んでいる景色を含め、360度の絶景をとことん堪能できます。
私自身、スロヴァキアの魅力にどんどんハマりつつあります。

※情報は訪問日時点のものであり、変更されている可能性があります。